夢の中で自分が死んでしまい、目が覚めてもしばらく胸がざわつく。けれど韓国の昔ながらの夢解きでは、この夢は不吉なものとして扱われてきませんでした。
韓国の夢解きには「夢と現実は逆になる」という考え方があり、怖い夢ほど良い知らせの裏返しと読まれてきました。『韓国民族文化大百科事典』の「夢」の項目にも、刃物で刺されて死ぬ夢は大吉、大きな災難に遭う夢は良いことが起こるしるし、という伝統的な解釈が並んでいます。自分の死は終わりではなく、いまの状態がいったん区切られて次が始まる形 ― そう受け取るのが韓国式です。
日本の夢占いでも、死ぬ夢は「再生」や「生まれ変わり」のしるしとして、前向きに読まれることが多いようです。違うのは理由の立て方。日本が心の変化として読むのに対し、韓国式は「夢と現実は逆になる」(日本でいう「逆夢」)という素朴な考え方から、財や物事の運びといった暮らしの出来事に結びつけて読みます。どちらにしても、怖がって終わる夢ではありません。怖い夢が続いて眠れないときは、ひとりで抱えず身近な人に話してみてください。
夢が気になる夜は、運気の変わり目かもしれません。
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