人前なのに、気がつくと何も着ていない。隠そうとしても隠しきれず、恥ずかしさで目が覚める夢です。
恥ずかしい夢ですが、韓国の伝統的な夢解きでは、裸のままでいる夢は「良いことが起こる」形とされてきました。『韓国民族文化大百科事典』の「夢」の項目には、『三国遺事』に残る新羅の話も紹介されています。のちに王となる人が、役人のかぶりもの(幞頭・ぼくとう)を脱ぐ夢を見ました。最初に夢を解いた人は職を失うしるしと読みましたが、別の人は「あなたの上に座る人がいなくなるしるし」と読みました。身につけていたものを手放す夢を、失うことではなく、上が開けることとして読む ― これが韓国式です。
日本の夢占いでは、裸の夢は「ありのままの自分でいたい」気持ちや無防備さの表れとして、心の状態を読むことが多いようです。韓国式は、恥ずかしさよりも、手放したあとに何が来るかを見ます。新羅の話が伝えるのは、同じ夢でも読み手しだいで凶にも吉にもなる、ということ。目が覚めて恥ずかしさが残ったなら、何かをひとつ手放す準備ができた合図と読んでみてください。
夢が気になる夜は、運気の変わり目かもしれません。
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